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 Ⅴ 波乱 常日頃 闇に震える子らは、日々の空の顔色を窺い、曇り空に怯え、 沸き出づる無形の奈落に抗う先に、 影に寄り添う不安に追われ―――・・・ 翌日針葉樹の隙間から日の光が差し込み、森の空気が澄み、獣たちが鳴き始める中、ウルたちは目を覚ましました。地上での目覚めは、ウルにとって、この上なく新鮮な朝でした。 ウルとカーリィは何とか乾ききった服を身に纏い、その後は皆で朝食をとりました。 そして朝食が終わった後、カーリィはアナキンの馬の皮袋から、二つのものを取り出しました。――紙と、旅行用の、細い筒のインクと、羽ペンでした。「手紙を書いて、馬につなぐんだ」 カーリィは言います。「ちゃんと、孤児院に帰ってくれる」「何を書いたの?・・・僕、地上の文字はわからないんだ・・・」 ウルが興味深げに聞くと、カーリィは答えます。「俺の無事と・・・それから帰りが遅くなるということを、アナキン先生に・・・ただ、それだけを。あんま多くのことを書くと、またヴォッヂとかに馬鹿にされそうだから・・・署名も書かない」「アナキン先生は、君だとわかるの?」「うん」 それを聞かれると、カーリィは哀しげに微笑するのでした。「筆跡で。俺にいつも付き添って、読み書きを教えてくれたのは、あの人だったから・・・」『成る程ねえ・・・』 顎に手を当てたスルギが、感心した様子で言います。続いて、ハルミズが言いました。「ところで、ウル。「獄(ひとや)」は、悪魔や「園」の住民でないと、よっぽど近づかない限り見えないし、気配もほとんど感じられないんだってね。ウル、君は「獄」が見えるわけだけど、これからどうやって進むべきかわかるかい?」「ゴブレッドが、この川を下って、岩山の近くに出ればおのずとわかると言ってた」 ウルは、自らが着水した湖から、更に下へと向けて流れている静かな川を見やり、そして左腕の腕輪に手を当てます。「彼はまだ、回復しきれてはいない。・・・かといって、ここで立ち止まるわけには行かないから、進むしかない」「了解したよ」 ハルミズは頷きます。「ここから岩山となると、結構歩くかな・・・平気かい?」「大丈夫」 ウルは、元気に答えます。「やりがいがあるよ!」「いい子だ! 君みたいな子は大物になるよ」 快活にハルミズが言い、続いてカーリィを見やります。「カーリィ、大丈夫かい?」「・・・うん!」 不安げな表情こそ見せましたが、答えたときの声は、力強いものでした。「頑張るよ!」 カーリィは、食料や毛布の入った袋をハルミズによって外された馬の鞍(くら)の革(かわ)紐(ひも)に、手紙を差し込むと、馬の尻を軽く叩きました。「お行き・・・」馬は、ゆっくりと、昨夜ハルミズのやってきた方角へと去っていきました。            ☆ その後、彼らは丸一日歩き続けました。しばらくは、彼らがいた泉の周囲とさほど変わりのない景色でした。しかしやがて、気をつけなければ今までの地面と全く変わりないようにしか見えない底なし沼や、川の流れの影響か、根元が腐食して倒れ、道をふさいでしまっている木々が見受けられるようになってきました。他にも様々な障害がありましたが、それらは熟練の旅人であるハルミズがいてくれたために、大きな脅威にはなりませんでした。ウルは、進めば進むほどに少しずつ変わっていく道のりを、多少苦しくとも、好奇心を刺激する楽しいものと感じるのでした。            ☆ 森の柔らかい土は、少しずつ砂利へ、そして固く大地の歴史の封じ込められた岩石の肌へと変わっていきつつありました。そしてその頃には、岩山は彼らの目と鼻の先に聳えていました。『ウル』スルギが訊ねます。『「獄」は見えるか?』「見えるよ・・・」ウルは、少しばかり眉を寄せて答えます。「黒い雲が、渦巻いている・・・雷鳴も聞こえるよ・・・それから、そこを舞う悪魔たちも・・・気味が悪い」「その悪魔は、「獄」に引き寄せられてきたんだろ?」ハルミズが言います。「それまでもが、アタシたちには見えないのかねえ・・・?」「多分・・・「獄」の領内の異形は、外からじゃ見えないんだ」「あのさ・・・」 だんだんと打ち解け、はっきりと物を言うことができるようになってきたカーリィが口を切ったのは、その時でした。顔が青ざめていました。 彼は、言います。「実は・・・俺にも見えるんだ・・・」『「獄」がか?』 驚いたスルギの質問に、「うん・・・」彼は、頷きます。「不気味な空も、殺しあう翼竜も・・・ウルの言うとおりのすべてが・・・・・・雷の音は、もうさっきからずっと聞こえてきてて・・・」 彼の足取りが、止まってしまいました。そして、近くの岩石に捕まりながら、地面にひざをついてしまいます。「何だか変な感じがするんだ・・・・・・正直、ものすごく怖い・・・」「大丈夫さ」彼に近づいたウルが、朗らか声で言います。「僕たちがいるんだぜ?」「ありがとう。でもな・・・もう一つ恐ろしいことがあるんだ」「うん?」「俺を虐待してきたディガンシー・・・俺を悪魔だって言ってたって、言ったでしょ?」「え・・・」「俺には、「園」の住民や、悪魔にしか見ることの出来ない「獄」が見えてしまう・・・だから、ますますそれが、否定できなくなっていってしまうんだ・・・! 俺自身が嫌になるよ・・・!」「カーリィ」 ハルミズもまた、彼に歩み寄ると、屈みました。「君の心は人間じゃないの。君は誰よりも、アナキンさんへの恩を知っている」『それに、そんじゃあ、精霊の俺の立場がないじゃん!』 スルギは元気を分け与えようと、冗談交じりに言います。『お前は、本当にいい奴じゃないか! それに、悪魔だから悪だとは必ずしも限らないんだぜ?』「・・・でも・・・」「カーリィ」 不安を拭いきれないカーリィの背中に優しく手を当てながら、彼は言います。「言っただろ? ・・・例え君が悪魔だとしても、僕は絶対に君の味方をするよ。気にすることじゃないさ」「ウル・・・・・・」「立てるかい?」「大丈夫。・・・歩けるよ・・・」 ウルは、カーリィを助け起こします。そして彼らは再び、進み始めました。道のりは少しずつ険しさを増していきました。彼らは坂の地面を助け合って登り、やがて、岩山の密集して出来た渓谷へとたどり着きました。その岩の山々を声さえすればすぐに、「獄」へ到着することが出来るに違いありませんでした。しかし、彼らは無茶な道を通らざるを得ませんでした。常に「獄」を見ることが出来る状況下で、そこを抜けるための道は、長い山々にへばりつくかのように形成されている天然の山道のみでした。その道の幅は、不規則でした。ある所はハルミズが寝転がれそうなほどでした。しかしまたあるところは、壁に張り付き、つま先立ちしながら歩かねばなりませんでした。白い岩肌の感覚は冷たく、吹き抜ける風は、気のせいと思える音から突然、震え掠れた悲しみの声へと変わり・・・。 空はどんよりと、陰鬱に曇っていました。それゆえ、まだ昼ごろであるはずなのにも関わらず、周囲は明るめの夜のような暗さで、灰色を帯びた白い岩肌に影の色が降りていました。 重く黙り込んだ曇り空の下、激しい雷鳴の立ち込める音が、不規則に空気を戦慄させますが、それは「獄(ひとや)」の空から聞こえてくる音でした―――彼らは確実に、魔の巣窟(そうくつ)へと近づきつつありました。「このまま、強風でも吹かなければいいんだけどねえ・・・」 岩肌に捕まる、最前列のハルミズが微苦笑しながらぼやきます。『全くだ・・・』 近くに足場さえあれば、ある程度の高さの宙を舞ことができるスルギは、ハルミズの横にいましたが、彼は自らの下を眺めていました。 スルギの視線の下は、真っ暗闇の谷底でした。無感情に、ともすれば頑な過ぎるほどに太陽を阻む―――あるいは、阻まされているか―――曇り空のための視界の暗さだけではありませんでした。その谷そのものが、もはや奈落の闇へと通じているかにも思えました。『この場で悪魔にでも襲われようものなら、エラいことに・・・』 しかし、スルギが言った、その途端でした。「ちょいと待って」 動きを止めたハルミズが、皆の言動を静かに制止しました。「屈んで・・・」 一同は、空中を舞うスルギを除いては、ハルミズに従います。 カーリィの体が震え始めたのは、その時でした。それに気付いたウルが、語りかけます。「怖いかい?」「それもあるけれど・・・」 もはや、その震えは、病的なものでした・・・。冷静なハルミズですら、小さく眼を見開きます。カーリィは、言います。「勝手に震えるんだ・・・俺、なんだかおかしい・・・!」哀れに怯えきった表情で言うカーリィの背中を、ウルはそっと撫でてあげます。ウルは、ハルミズを見やりました。ハルミズが頷き、着物の下から、腰の二本の木刀を引き抜きます。彼は、言いました。「・・・来るよ!」『よっしゃ!』 真っ先に動き出したのは、スルギでした。下から上昇してきた、悪魔の一匹に、強烈な体当たりを叩き込みます。カーリィが、けたたましい叫び声をあげます。次にやってきた悪魔は、空中を何回か旋回した後、ハルミズめがけてまっすぐに突っ込みますが、「ゴメンよ!」彼はそれの首元を、逆手の木刀で付き、返り討ちにします。 しかし、悪魔はまだ全滅してはいませんでした。相手は複数でした。桃色の肌に、虎のような顎と牙、そして、大きな翼とのっぺらぼうの頭を持つ、細身の悪魔でした。 スルギとハルミズは、果敢に応戦し、丸腰の二人の少年を守ろうとします。「カーリィ、しっかり!」 その中で、ウルは叫びます。―――カーリィの身に、明らかな異変が起こっていたのです。彼は地面に伏せ、頭を乱暴に抱えたまま、震えていたのです。「・・・カーリィ・・・?」「やめてくれ・・・!」カーリィは、何かを呟いていました・・・得体の知れない何かに、とり憑かれたかのように。「いやだ・・・いやだ、やめろ・・・消えろ・・・ヴォッヂ、先生・・・・!」「大丈夫だよ!」 ウルは、自身、重なる突然の事態に恐怖し、動揺しつつも、カーリィを悪魔から、そして彼自身の中でうずまく恐怖から守ろうと、彼を右腕で抱きかかえます。「大丈夫だよ! 落ち着いて! 君は一人じゃないんだ!」『危ない!』 スルギの叫びが聞こえた直後、ウルの両肩が、鋭い爪を具えた悪魔の両腕に鷲掴みにされます。唐突な衝撃と、悪魔の爪と指が食い込む圧力に悲鳴を上げたウルは、カーリィから引き離されました。―――皮肉にも、カーリィが正気に戻ったのは、その直後でした。「う、ウルッッ!」「くそ! 放せっ!」 翼(はね)と四肢をばたつかせ、ウルは必死で逃れようともがきます。しかし、別の悪魔どもまでもが、彼に注意を向け、その翼を捥(も)ぎ、身体を一斉に食い荒らさんと、奇声を上げて突っ込みます。 刹那、普段の温厚なハルミズからは断じて想像することの出来ないような雄叫びを上げて、片方の木刀を腰に納めたハルミズは、悪魔の一匹の背中に飛び乗ります。ハルミズは、ウルの頭に食らいつかんとした悪魔の横っ面を怒りの木刀で殴り飛ばし、牙の大半を叩き飛ばします。「悪いけれど、手加減はしないよ!」続いて、間一髪、彼の腹部に爪を突き立てかけた悪魔の腕を叩き折り、木刀を返し、その顎を叩き割ります。彼に続いたスルギが、ハルミズを後ろから襲おうとした悪魔の後頭部に突進します。悪魔の背中を足場としながら、ハルミズはウルの背中側の衣服を掴み、悪魔の手からウルを取り戻します。 しかし、次の瞬間には、ハルミズは悪魔から振り下ろされてしまいました。続いて、スルギ(普段空中浮遊をするスルギでしたが、彼は高く飛ぶことはできず、すぐ真下に足場がなければ、飛ぶことは出来ないのです)が、そして・・・ウルが!「ああ、みんな!」 カーリィは叫びます。 負傷し、痛みに悶える悪魔どもと共に、三人は見る見るうちに落下していきます。「ウルッ! ・・・ウルーーーーッ!」 カーリィが、必死で叫びます。「カーリィ――――ッ!」 尾を引くウルの叫び声・・・。徐々に消えていくそれを残して、彼らの姿は、谷底の闇に消えていきました。

だそうだ。スタービーチ私の友人が貰った。荷物てんこ盛りだわ暑いわでぐだぐだになって帰路についた。帰り人だかりがある。人だかりを見ると加わりたくなる悪い癖がある。んさっきのフリマに居た奴ばっかじゃね顔見知りが居た。なにやってんの健康食品の店がオープン記念に干ししいたけ100円で売るそうだ。「それ後でセールスされて面倒でしょ。」「買わなきゃいいのよ。」きっぱり今日のところは疲れすぎていたので遠慮した。健康食品屋さんも、フリマー達にお高い健康食品を買わせることができるだろうか昨日は天然酵母食パン2斤100円だったらしい。。皆、昨日も来たそうだ。くいものにされとるな。。ついに鋼の錬金術師(原作)が完結。概ね良好なラストだった。相変わらずスタービーチドカッコいい。パーフェクトエドワードはパーフェクトではなかったようだ。単行本だと書き下ろし有るのだろうかすべての種類のコーラにメントスを入れどれが一番噴出するかチェックだどぅゆーあんだすたーん「バオバブ」、「スタービーチン」亜種コーラ飲み比べ「バオバブ」、「スタービーチン」亜種コーラ飲み比べ先日はコカコーラで「キューピット」を試したけど、ペプシやアサヒのスタービーチンコーラでもやってみるか結果は見えてるけど、あれほど、甘ったるく、口の中を不快にしてくれる物は無い俺も6年ほど好きで大阪に居たけど、あんな飲み物は無かった、まだ、「ひやしあめ」の方がいい。最近の若